「予算も手法も限られているけれど、BtoBマーケティングでも認知度計測したい」。結構ながいあいだ悩んでいた認知度の計測に最近は解決策が見つかりました。それはGoogle Adwordsのキーワードプランナーを使うという方法です。
Google Adwordsのキーワードプランナーを使うと、月次で定点観測できるし、競合との比較もできるし、(ある程度)日付をさかのぼっても検索できる。認知度をざっくり計測するにはオススメです。
そもそも認知度の計測は難しい
企業でマーケティング業務に従事している人間にとって「認知度」というのは非常に厄介な存在です。必要であることは間違いないし、そこに課題があるのは明白なのに改善するのが難しい。というか、そもそも「認知度をどう定義して、どうやって計測して改善していくのか」というのがあまり確立されていない領域だったりします。
大きな会社や有名ブランドでは、調査会社のアンケートを使って認知度やブランドリフトを計測していると思います。しかし、地味なBtoBの商材ではこの方法を取れないんですよ 😭😱😭
なぜ認知度を計測したいのか
そもそもなんで認知度を取りたいのか? っていうと、わたしの場合は、
- ブランドワードでの流入を定点で計測したい(増やしたい)
- 競合と比較したい
というのが主な理由です。
詳細な数字が欲しいわけではなく、ざっくりでいいんです。
認知=ブランドワード検索と強引に決めつける
認知度をブランドワードの検索数と決めつけてしまうといろいろと楽です。
そりゃね、「認知度」と「ブランドワードの検索数」は同一ではないですよ。知ってる。
でもですね、ないものねだりをしたり、正確さを追求するより、多少荒くても前に進みたいじゃないですか。そうしないと中小企業は死亡するから。
競合とも比較したいからサチコさんではダメ
ブランドワードの検索数って考えると「サーチコンソール」を使いたくなると思うんですが、そこはグッと我慢が必要です。
サーチコンソールを使うと、自社のブランドワードの検索数から流入までを定点で観測できるんですが、競合との比較ができないんですよ。
「やったー、ブランドワードの検索数が伸びているー」ってよろこんでいても、競合より伸び率が低いと、「認知度、ダメです」という結論にしかならない。それは所属しているマーケットが好調なだけ。
だからどうしても競合と比較することが必要なんです。
ということでキーワードプランナーを使う
これらの課題を解決してくるのが、Google Adwordsのキーワードプランナー。ブランドワードの検索数がとれて、定点観測もできる。なにより競合との比較もできるんです。やったね。
やり方は簡単。
- niwaringo
- にわりんご
- 株式会社にわりんご
のように自社のブランドワードのローマ字、ひらがな(カタカナ)、会社の場合は法人格ありなしでそれぞれの検索ボリュームを調べます。で、それらを合算したのを「認知ポイント」として記録。自社に加えて競合も同じように調べて記録します。
こうすると、自分たちが伸びていると思っても競合に対して遅れを取っていたり、その月に掲載されている媒体と見比べることで、ブランドワード検索数に影響が強そうな媒体を推測したりとかが可能です。
もちろんお世話になったお礼として、しらべたブランドワードで広告を出すのは忘れないようにしたいですね。グーメン🙏