SEO会社のテレアポはおかしなことなのか

「SEO会社なのにテレアポなんかして。おかしくない!? SEO会社ならSEOで仕事取りなよ!!」

 

たまに聞こえるこのセリフ、パッとみて理にかなっている。

 

しかし、マーケティング対象を「潜在的層」と「顕在層」に分けて考えるならば、SEO会社がテレアポすることは何もおかしなことではない。

 

とあるECサイトにSEO会社から、冬の季節にあわせて「ダウンジャケット」という検索結果の順位をあげるというテレアポがきたとする。この時、SEO会社が提案しているのはダウンジャケットという「顕在化層を獲得する方法」である。このSEO会社がまっとうで、電話を受けたECサイトはこの企業に依頼することでダウンジャケットの売り上げを伸ばせたとしよう。

 

冒頭のセリフに従って、SEO会社がSEOで頑張っていたとしてこのようなことが可能だろうか?

 

答えはNOだ。SEO会社が「ダウンジャケット SEO対策」で検索結果1位を取っていたとしても難しいだろう。なぜならECサイト側はテレアポを受けるまで「ダウンジャケットのSEO対策」という課題が顕在していないため検索という行為をしないからである。

 

潜在的な課題は検索結果で拾うことはできない。いつかは顕在化するはずと態度変容の神さまに祈りを捧げるくらいならテレアポして説得したほうが良いだろう。このため、SEO会社が潜在的にSEOが必要な企業をねらってテレアポすることはなんらおかしなことではないのである。テレアポするSEOが真っ当なら。

 

ただ、テレアポしてくるSEO会社の99.999%以上がダメな会社だという事実が、冒頭の論理は間違っているのにと結果は正しいという結果を起こして、問題をややこしくしているのである……