読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

メルマガDisはターゲティングメールのターゲティングができていなくてセンス悪い

「なんとメールのCTRが1%から30%に!!いつまでメルマガで疲弊しているの?」なんて煽り文句で『ターゲティングメール』を持ち上げている事例をまま見ます。

言わんとしている事は分かるんだけれども、その持ち上げ方はどうかなーって思う次第です。

メールマガジンとターゲティングメール

企業が配信するメールは、スゴく大雑把に『メールマガジン』と『ターゲティングメール』に分けることができます。

メールマガジンは、保有しているメールアドレスへ一斉に配信するお馴染みのやつです。(ECなどを除く)多くの企業では、メールと言えば月に1回送るメールマガジンと同義だったりますね。一般的にはCTRが0.5〜1%程度で、お知らせやセミナーの案内なんかがなされています。

一方の「ターゲティングメール」は、読んで字の通り、配信対象をターゲティング、つまり絞り込んで送るメールです。企業の年商や業種などで絞り込む事もありますが、最近は『メールクリックした』『このWebページ見た』など“顧客の行動をベースにする”のが主流です。ターゲティング条件によりけりですが、CTRは20%〜30%で相手にあわせたページや資料ダウンロードなどへ誘導されます。

メルマガとターゲティングは違うもの

メールマガジンとターゲティングメールはCTRが大きく違います。そらそうです、ターゲティングしてるんだから。違って当然なんです。そういうものとしか言いようがない。

にもかかわらず、この二つを強引に比較している事案を見かけます。

比較している事案の目的は、ターゲティングメールを持ち上げる事が目的です。ターゲティングメール事態は必要だし大事なことです。“顧客の購買行動の変化へ対応する”ために“顧客行動データ活用”するのは当然とも言えます。

しかし、ターゲティングメールには有効性があることと、持ち上げるためにメルマガをDisる事は別の話ですよね。「メルマガに比べてターゲティングメールはCTRが◯倍」なんて比較は、「サッカーに比べてバスケは100倍点が入ります!」って言っているようなものですよね…… (゚Д゚)ハァ? としか反応しようがない。

ターゲティングメールだけでは枯渇する

しつこいですが、興味・関心層に絞り込んでいるターゲティングメールがCTRが高いのは当然なのです。

しかし、ターゲティングメール“だけ”を続けていくことはできないのです。ターゲティングメールで刈り取って刈り取って刈り取っていくと…… 興味・感心層は誰もいなくなるのが関の山です。

リスティングやディスプレイ広告を全部止めてリタゲばかりする人いませんよね。同じことです。

メルマガしないとコンバージョン下がる(俺総研)

目的がないマーケティングの代名詞みたいに扱われているメルマガなんですが、これはこれでやっぱり大事ですよ。

俺総研によると、メルマガを配信しない月のコンバージョンはなぜか下がるんですよね。なんだかんだ言いながらも、数万〜数十万の人たちに対して興味喚起しているわけですから、やはりなんらかの効果はあるのです。

ターゲティングメールは置き換えではなく追加

ターゲティングメールを持ち上げるためにメルマガをDisりたくなる気持ちも分かるんですよ。比較対象があると楽だし、見ている方もなんとなく分かりやすい気がします。

比較表つくると提案書の収まりも良くなるし、人に話すと「へぇ〜、そんなに違うんですね!」なんて反応が返って来ることもあるでしょう。気持ちいいですよね。

しかし、それでもターゲティングメールのためにメルマガをDisるのは賛成できません。

なぜなら、メルマガと比べたターゲティングメールのCTRを「へぇー、すごーい」っていう人は、ぶっちゃけターゲティングメールしないんです。つまりターゲティングメールのターゲットじゃない。

ターゲティングメールを実施する本当のターゲットは、ちゃんとメルマガとターゲティングメールを分けて考えて、ターゲティングメールはメルマガの置き換えではなく、メルマガに追加してやる施策だと思っています。その人たちからするとターゲティングメールのためのメルマガDisは「その比較って筋悪くない?」って思うのです。

つまり、「ターゲティングメールのためにメルマガをDisる」というのはターゲティングメールのターゲットに届かないどころか、反発を招くのです。悪手です。


「ターゲティングメールのターゲティングが間違っている」という言葉を言いたくて、ここまで書いてみましたが、いかがでしょうか :P