海外マーケティングオートメーションベンダーの日英Webサイトコピーを比較する

アメリカが先行していると言われる「マーケティングオートメーション」ですが、ふと「海外ベンダーでは、日本とアメリカでメッセージを変更しているのだろうか?」という疑問が湧き上がったので調べてみました。

なお、情報は2015年7月現在のものです。

Oracle Marketing Cloud

まずは、Oracle Marketing Cloud。旧Eloquaですね。もう、Eloquaの影は消えかかっています。

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デジタル・マーケティングの複雑性を解消

タイトル

Oracle Marketing Cloud Home | Modern Marketing for the CMO | Oracle 日本

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How Modern Marketing Work

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Oracle Marketing Cloud Home | Modern Marketing for the CMO | Oracle Marketing Cloud


日英両方タイトルに「Modern Marketing」というキーワードが入っている事から、このキーワードを大事にしてそうです。しかし、日本のコピーでは利用されていません。これは「日本では“まだ”モダンマーケティングなんて言ってもダメだろ」的思考回路が働いて、「デジタル・マーケティングの複雑性を解消」としているのでしょうか?

日本の大企業では「デジタルマーケティング」というキーワードはお金の臭いが気がするので…… 高単価が強いOracleさんとしては「デジタルマーケティングはOracleで」というメッセージにしたかったのでしょうか。

Salesforce Marketing Cloud

CRMの王者はMarketingでも王者になるのか注目です。Salesforceは「Salesforce Marketing Cloud」と「pardot」という2系等の製品ありますが、こちらはSalesforce Marketing Cloud、旧ExactTargetの方です。

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One to One デジタルマーケティング プラットフォーム

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ExactTarget: Digital Marketing Software - Email Marketing, Social Media, & Mobile Marketing | Salesforce Marketing Cloud

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The Only Platform to Build and Manage 1:1 Customer Journeys

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Email Marketing Software, Social Media & Automation | Salesforce


salesforceのMarketing Cloudは、PRなどでカスタマージャーニーというキーワードが前面に出ています。英語版ではばっちりコピーに採用されていますが、日本ではコピーには採用されていません。これは「日本でカスタマージャーニーって早くない?」と思っていたりするのでしょうか。

面白いのは、タイトルには日英両方共にカスタマージャーニーが入っていません。このあたりはSEOとの兼ね合いですかね。あと日本語のタイトル…… 詰め込み過ぎていませんかね。

Pardot

SalesforceのBtoB向け製品。

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見込み客を増やす効果的なマーケティング

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Pardot - B2B マーケティング支援 - Salesforce.com 日本

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Sales and marketing, together at last.

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Pardot: B2B Marketing Automation - Salesforce.com


海外では「営業とマーケティングがついに一緒に!!」として営業とマーケの協業を打ち出していますが、「それはまだ日本では早い」的な意思決定でしょうか。「そんな事より日本では『まずは見込み顧客を増やす』的なメッセージにしないと響かないよ」というような話があったんですかね。知らんけど。

Salesforceらしいなって思うのが、英語コピーで「Sales and marketing」としてSalesの方が先なんですよね。Marketingの製品なのに :| いずれSalesCloudの一部という位置づけになりそうな気がしないでもない。知らんけど。

Marketo

去年、日本にも法人ができたMarketoさん。チョット前までWebサイトの表示がくっそ遅かったけれど最近はそうでもないので、Webはサーバーを日本に引っ越したのでしょうか。

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より力強く、さらに細やかに。顧客との対話を生み出すマーケティングオートメーション"Marketing First"

タイトル

マーケティングオートメーション | マルケト

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Marketing First The #1 marketing automation solution for organizations of any size.

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Marketo: Best-in-Class Marketing Automation Software


英語ではSalesforceがSales押しなのに対抗してMarketingFirstとMarketing押しなのでしょうか。

日本では顧客との対話押し。共通しているのはマーケティングオートメーションという単語が前面ということです。

Marketoはことあるごとに「マーケターを大事にしている」というメッセージを打ち出しているので、いちマーケターとしては頑張って頂きたいところ。本気かは知らんけど。

HubSpot

数で言えばたしか世界で一番売れているマーケティングソフトウェアHubSpot。

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70か国で13,600以上のお客様にご利用頂いている、世界No.1のマーケティングプラットフォームです。

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HubSpot | オールインワンのインバウンドマーケティングソフトウェア

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Inbound Marketing & Sales Software.

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HubSpot | Inbound Marketing & Sales Software


あたり前ですがインバウンドマーケティングがコピーとタイトルで前面にでています。日本のWebはかなり味気ないのですが、これは代理店販売がメインだからでしょうかね。

英語の方は、たまたまイベントの時期と被ってしまった。もしかしたらイベント後になにかコピー等は変更があるかもしれません。Inbound Marketing & Salesというのは「Inbound Marketing」 & 「Sales」なのか「Inbound Marketing」 & 「(Inbound) Sales」なのか、どっちでしょうか、ってどっちでもいいか。

Adobe Marketing Cloud

Adobeさんっていつの間にかフォトショップの会社から総合マーケティング企業になってますよね。

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顧客を知り、関係を築く、総合マーケティングソリューション

タイトル

統合デジタルマーケティングプラットフォーム | Adobe Marketing Cloud

http://www.adobe.com/marketing-cloud.html

コピー

Don’t just reach your customers. Know them.

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Integrated digital marketing platform | Adobe Marketing Cloud


今回比較で一番おもしろかったのがAdobeさん。英語では攻撃的なコピーなのにたいして、日本ではマイルドになっている。ここは国民性を考慮してという事でしょうか。

統合・プラットフォーム押しな印象を受けますね。データとコンテンツを一箇所においておかないとダメだろ!っていうことですかね。どうでもいいですが「Marketing Cloud」という単語にOracleとSalesforceとAdobeがいるって、なんというジェラシックワールドですか。これ。SEO担当とか胃が大変なことになりそうですね。自分じゃないからいいんだが。


こう見ると各社の違いも見て取れて面白いですね。また、英語サイトのコピーを見てみると、今後どのような方向性に進むのか?何を大事にしているのか?が見て取れる気がするので、該当製品を日本で検討する場合も英語サイトを見ておくと良いかもしれませんね :)