前門のBOX、後門のGoogleフォト、Dropboxは受難の時代

Googleフォトが登場して少し経ちました。勝手にアニメーション作成や写真検索を堪能しています。

このGoogleフォトの登場によって使い勝手微妙になった製品があります。それはFlickerやiCloudではなく「Dropbox」です。

GoogleフォトがDropboxから写真を開放した

Googleフォトの登場前まで、実はDropboxを有料アカウントに変更するべきかどうかを逡巡していました。

言わずもがなですが、有料プランの検討理由は「容量が足りなくなってきた」からです。

この「容量が足りなくなってきた」理由は1つです。写真が増えたからです。DropboxにはテキストやPDFも保存していますが、そんなものは微々たるものです。Dropboxの容量=写真の容量と言っても過言ではありません。

この私のパターンは特別だと思っておりません。iPhoneをつかって写真をとってDropboxをバックアップやマルチデバイス管理で使っている場合は、このように写真の容量がDropboxを有料にするかいなかの鍵を握っているのではないでしょうか。

camera10.me

ここで颯爽と登場したのが「Googleフォト」です。普通の人には1,600万画素もあれば十分ですよね。となると、Googleフォトは、事実上写真を無制限にアップロードしてバックアップを取ることが可能と言えます。

こうなると、今まで容量を刺激していた写真をDropboxから消して、Googleフォトにすべて突っ込むという行動をとってしまいます。

すると不思議なことにiCloudが地味に便利になって来ていることにあらためて気づいてiPhoneとMacという環境ではDropboxの存在価値自体に疑問が生じてしまうのです。

BOXの牙城はすでに無理ゲーなレベルで築きあげられている

コンシューマ向けのファイルストレージはそもそも赤い海になってきているので、Dropboxは最近エンタープライズ領域の強化を加速しています。

jp.techcrunch.com

Active Directory連携などエンタープライズに必要な機能を揃えだしているDropboxですが、ここはすでにBOXが深く入り込んでいます。

赤い海どころか海の水自体がすべてBOXに吸い上げられていて干上がっているとすら言えそうです。

news.mynavi.jp

企業でのBOX浸透率は急速に拡大しており、「Fortune500」にランクインしている企業の99%が利用しているとの話もあるぐらいです。

ファイルストレージという性格上、この牙城を今から崩すことは非常に厳しいと言わざるをえません。


華々しく登場して栄華を誇っていたDropboxですが…… 現状はなかなか厳しい物がありそうです。

散々お世話になってきましたし、Python界隈への貢献も多大なモノがあるので是非とも頑張って頂きとは思うのですが、利用用途を探すのが難しくなって来ているのが正直な所ではあります。はい。