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Google+が社内SNSで覇権を握るために足りないモノ、それは共有範囲の固定?

Google Photosの発表もありGoogle+の存在感が日を追う毎に薄くなってきています。

Google+はITリテラシーが無い親との写真共有に重宝していたのですが、今後も引き続き使えるのかが心配です。今度の帰省では親のiPadにGoogleフォトのアプリを入れる必要がありそう。


コンシュマー向けでは厳しい戦いが続いており正直敗戦が濃厚なGoogle+ですが、実は企業向けの社内SNSとしては非常によいサービスだと思っています。

社内SNSを導入した途端、暗黙知が形式知に変わるとかそんなバラ色の未来は来ません。だた、いいねボタンに代表される緩いコミュニケーションによって、情報共有が広がるという効果は期待できます。

コンシュマーで磨かれたUIを持つGoogle+

個人的にこの社内SNSで重要なのが「UI・UX」と「ログイン」だと思っています。

普段はコンシュマー向けのキチンと練られたUI・UXに慣れている人たちは、社内用だからという理由で、糞みたいなUI・UXでも積極的にコミュニケーションを取るなんてことはありえないです。この辺りはSlackの隆盛を見ていても明らかです。

仕事用とかプライベートとか関係なく、コミュニケーションを取るためにはUI・UXは超絶重要です。

「Google+がイケてるとは思えない」など異論はあるでしょうが、CRMに付属しているやつとか、THE業務用というような凡百のアプリよりはイケている事は論を待たないでしょう。

Google Appsは数少ない全社員がアカウントを持つサービス

Slackの用にエンジニア部門はアカウントを持っているというサービスや、CRMのようにビジネス側はアカウントを持っているというサービスは多くありますが、会社全員がすべからくアカウントを持っているサービスというのは非常に少ないです。Google Appsを除けばマイクロソフトぐらいでしょう。

アカウントを全員が持っているだけでなく、メールを抑えているGoogle Appsはログイン比率が非常に高い。

社内SNS系のサービスで障壁となる「ログインさせる」という問題をApps版Google+は楽々とのりこえています。

Apps版Google+が抱える全てを台無しにする問題

が、実は現状のGoogle+はこんなアドバンテージ全てを吹き飛ばしてしまう問題があるんです。

それは、「共有範囲を強制的に社内限定にすることができない」という問題です。

デフォルトで共有範囲に制限はかけることは出来るのですが、個別ユーザーが制限を外せてしまうんですよね。Apps版Googleドライブ等では、「絶対に社外に共有出来ない」ように管理者が設定する事が可能なのに……

「仕事でしかGoogleアカウントを持っていない人が、そのアカウントでプライベートでもソーシャルサービスとしてGoogle+を利用してくれたら素敵じゃない!?」なんて会話がGoogleさんの中で行われたどうかは知りません。

ただ、現行の仕様では「社内限定のつもりが全世界に公開されてしまう」なんていう身体を張った炎上芸が身につくくらいしかメリットはありません。ディストピアだ。

これ、管理者が共有範囲を社内限定に縛ることができたら、心置きなく社内SNSとしてGoogle+を利用出来るんですけどね。Googleさん、Google+でFacebookに対抗するなんて捨てて、この機能を追加してくれないですかね。

どうでしょうか?

ここまで言っておいてアレですが、How Google Worksを読むと、GoogleがGoogle+を社内SNSとして活用しようしない原因は、Google+の推進というよりも「情報共有をメールで行う」という文化にあるような気もしてきますがね :(

How Google Works

How Google Works

  • 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2014/10/17
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