時間が止まった世界でのスピード感溢れる漫画『刻刻』が堂々完結【ネタバレ注意】

刻刻が堂々の完結

 第1巻発売から5年を経過して、刻刻(こっこく)が全8巻で堂々完結しました。不定期連載ゆえのゆったりしたスピード、描く世界は時間が止まった世界、内容は疾走感溢れる、という不思議な漫画でした。

 「止界」という、時間が止まった世界で「真純実愛会」という宗教団体と「佑河家」という一族の争いを演じた、といえばありきたりなSF漫画に聞こえますが、水木しげるや伊坂幸太郎も猛烈プッシュするほど面白い漫画です。オススメ。

 ただ、最後の終わり方は……個人的には「うーん」と感じました。

 無駄に引き伸ばさずにスピード感あふれるまま全力で結末まで駆け抜けた事は素晴らしいの一言。最終巻でも、人の形を保てなくなった佐河を、まさかあんな形で復活させるとは思わずページをめくる手が止まりませんでした。

 でも、終わりはあまりに唐突でした。まぁ、これまでの流れを汲みつつ、ハッピーエンドに向かうためにはあのような形にせざるを得なかったのかも知れませんが :|

 ただ、あらためて1巻から読むと疾走感が半端無く本当に楽しめます。今までは、ほとんど1年に1巻しかでなかったので、物語の中のスピード感とは対照的に、「ああ、続きは来年か(遠い目」という感じでしたから。

 今なら自信を持ってオススメします。8巻という程よい分量のため休日1日で、はじめから終わりまで一気に駆け抜ける事ができます。そして、最後の感想を教えてください ;)

刻刻(8)

刻刻(8)

刻刻(1) モーニングKC

刻刻(1) モーニングKC

刻刻(2) モーニングKC

刻刻(2) モーニングKC