読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

$19Mの調達を実施したDoubleDutchのイベント管理システムってどんなの?

f:id:niwaringo:20140826004756p:plain

 イベント運営管理システムのDoubleDutch社が$19Mの調達を行っていました。って実は、シリーズDにもなるのにこのニュースで見て初めてDoubleDutch社を知りました。

 勉強の意味も兼ねて、Webの情報と脳内勝手補完でDoubleDutch社の事を勝手にまとめます。

 DoubleDutch社は、大規模なトレードショーや大企業のプライベートショーで使えるモバイルアプリとバックエンド業務効率化アプリを提供しています。レガシーなシステムが多いこの業界にオサレで優れたユーザービリティのアプリを引っさげて戦っているようです。

 以下、Webで提供されている情報をもとに特徴的な機能を。

DoubleDutchの特徴

● アプリを使ってデータをリアルタイムで活用できる

 来場者に配布するアプリのデータをリアルタイムで使ってゴニョゴニョできるみたいです。紹介されているのは、来場者が多くブックマークしているとセッションの部屋を変えたり、アジェンダ変更をモバイルアプリに通知したりと。

● iBeacon(BLE)使った来場

 iBeacon(BLE)を使って来場カウントとかできるっぽいです。海外のイベントは基本セルフ来場認証です(英語が不自由な私は海外イベントにいけないので……聞いた話ですが)。iBeacon(BLE)を使えれば来場者にとっても楽になり、またRFIDなどに比べてかなり安価にシステムも構築できそうですね。

 iBeaconの利用例って少し前までは店舗でクーポンみたいなのばかりだったけれども、球場でビール売りの人を呼べたり、空港で耳の不自由な人のために使われたりと用途が広がってきているのは喜ばしい限りですね。

● モバイルアプリからアンケートとかできる

 セッションの事後アンケートとかをアプリからできるみたいですね。「事後アンケートと答えてください!」って言われても筆記用具持っていない事とかあるので、これは良いかも知れないですね。

 ただ、モバイルアプリを持っていない人も絶対いるので……会場の現場の人のオペレーションが若干焦げ臭い気がするのは……きっと気のせいですね :)

● 出展社はバーコードでピってできる

 日本の展示会でも定番のバーコードスキャン。これをモバイルアプリでできるみたいです。速度的にも問題なければバーコードリーダーよりコッチの方がスマート。あと、機材コスト安くなりそう。

● 複数イベントを管理できる。

 主催者は一つのアプリで複数のイベントを管理できるみたいですね。こうしとかないとUBMとか怒りそう。

● イベント後のレポートが売り

 日本だと代理店の仕事になる「イベント事後レポート」も売りの1つらしいです。システムがここを売りにするのは面白いですね。

 タグラインに『The Data-Driven Event App』とあるので、データ周りがこだわりポイントなのかも知れません。

 全般的にサービスの特徴は記載されていますが、サービス名称等は無いのでSaaSのような形で提供しているのではなく、個別にインテグレーションしているのでしょうか。もちろん内部はモジュール化されているでしょうが、クライアント数が増えるにつれ個別の負債がたまって茨の道な気がする。もしかすると、調達した資金で製品化するのかも知れません(適当。

競合

 競合は「Cvent」とか「etouches」ですかね。

 多分業界のトップベンダーであるCventは、利益は伸び悩んでいますが売上は順調に伸ばしています。こう考えるとマーケット自体はまだまだ成長段階と考える事が出来そうです(軽すぎ。

f:id:niwaringo:20140826004812p:plain

主催者にとってはいいけれど、来場者にとっては?

 今回の調達に関する記事で気になったのはこれ。

 来場者に対してカンファレンスの情報が通知されたり、その上で様々な情報が得られたり、繋がれるプラットフォームの提供って主催する側には価値あるものだと思います。一方、来場者にとってはどうですかねぇ。自分の生活を振り返って見ても正直厳しい気がしないでもありません。来場者側に立った時は、2ー3日のイベントのためにアプリを通常使いするモチベーションは正直無いです。

 ただ、レガシーな部分が色濃く残る業界に対して立ち向かわれている事は本当に素晴らしいので、是非是非頑張って頂きたい所存。