なぜあのマーケティングバズワードがもてはやされるのか2014

 ちぎっては投げ、ちぎっては投げ。マーケティング界隈でも定期的にバズワードが発生して、消費されて、そして消えていきます。

 バズワードに対してはできれば遠巻きに眺めていたいのですが、どこかのエライ人が「またバズワード化して……と斜に構えるよりもバズワード化する原因を考えるべきだ」みたいな事を仰っていました(うろ覚え)。おっしゃったのはどなただったかは忘れてしまったのですが……おっしゃる事はごもっともだと思いますので、BtoBマーケティングに関係ありそうなバズワードがなぜ流行っているのかを考えてみます。

 選んだバズワードは

  • グロースハック
  • コンテンツマーケティング
  • インバウンドマーケティング
  • カスタマージャーニー
  • マーケティングオートメーション

 です。Google Trendsで見ると以下のような感じ。


 言葉が意味もなく流行る事はないです。その裏には、多くの人たちに不満が溜まっていたとか、みんなが諦めかけている希望があったとか、言葉が流行る土壌が存在していたはずなんですよね。きっと。

グロースハック

 特にスタートアップ界隈で賑わっているグロースハック。スタートアップ界隈で働くデジタルネイティブなエンジニア気質あふれる人材から見ると「既存のマーケティング・マーケターはデジタルテクノロジー弱杉」っていう不満が溜まっていたのではないかと。そこで金融等を参考にしながらテクノロジーを活用した方法を模索・実施をする人が増えて、結果が出てきたと。

 KPI設定とROI可視化もセットでついてきたことにより、今まで「マーケティングはROI見えなさすぎ」という巨大マグマが刺激されて爆発に至ったのではないのでしょうか。

 遠因にはリーマンショックによって、優秀なエンジニアが金融からアドテク界隈・マーケティング界隈に流れるようになったというのもあるとかないとか。

 まあ、フルスタックエンジニアとかもそうだと思いますが、スタートアップ期は何でも出来る人が望まれますしね。組織が成長した後は………

コンテンツマーケティング/インバウンドマーケティング

 コンテンツマーケティングインバウンドマーケティングを一緒に論じたらダメなのかもしれないですが、今回はふわっとバズワード化した原因を探るだけなので、便宜上2つを一緒に考えます。

 「インターネットの出現により顧客の情報収集行動が変わってきている。今までのように『企業プッシュの顧客のプル』ではなく、顧客が自発的に調べるようになっている『企業プルの顧客プッシュ』に合う方法が必要だ」という大きなうねりはうっすらと皆が感じていたもののどうやっていいのか分からなかった。という土壌があったかと。

 え、インターネット生まれてから何年経ってるんだって?今更かよ?時間の流れが遅すぎだろう?って。圧倒的大多数の企業にとってWebの活用はこれからの課題ですよ。現実は。

 コンテンツマーケティングあたりは、あたまに「お金をかけずに―」がくっつく事が多いので、大丈夫かな〜と勝手に心配しております。無駄金を使う必要はもちろん無いけれど、良いモノにはそれなりの対価を支払う事は、業界の発展には欠かせない事ではないでしょうかね。まあ、フィールドが違うので気をもんでも仕方がないのですが。

 パンダ・ペンギンアップデータにより、SEOだけでは食べられなくなった人が増えたタイミングと、キーワードが盛り上がり出したタイミングが一緒なのは偶然ではないですね。

 思想は好きです :D

カスタマージャーニー

 昨年あたりからよく見ませんか? カスタマージャーニー。ペルソナマーケティングがいまいちブレイクしきれなかった反省を活かして大きく育ってほしいものです。

 マルチデバイス・マルチアプリの時代には顧客の動きをログで追うことは限りなく難しくなってきているので、カスタマージャーニー作ってKPI設定して少しでも顧客を理解するということなんでしょうか?(よくわかってない

 マルチデバイス・マルチアプリでも顧客の動きを理解したいという要望が高まってくれば、DMPなどのアドテクを使ってそれを解決していというような要望も増えそうですね。

マーケティングオートメーション

 マーケティングオートメーションのオートメーションはOne To Oneの実施を自働化します。間違っても既存の業務の自動化ではございませんよ。

 で、やっぱりマーケターの皆さんはOne To Oneやりたいんですよ。できる事なら。実施はできていないけれど理論の正しさは納得できる『One To Oneマーケティングをいつかは実施してみたい』というのは肥沃な土壌として存在し続けているのかと。テクノロジーの進歩を使って「再チャレンジOne To Oneマーケティング」という形かと。何度目!?

 マーケティングオートメーション界隈では、SalesForceにエンタープライズSaaSの金脈を見せつけられた各社が、必死にCRM以外の金脈を探して「マーケティングオートメーション」に辿り着いたものの…… 既にOracleやSalesForce、Adobeという巨人達が巣食う世界になってしまっていた。という悲しい物語が進行中です :(

ネイティブアド

 Google Trendsには5つのキーワードまでしか入らなかった、かつ遅れてきたキーワードなので検索ボリュームが足りなかったのですが、バズワード界の「期待のルーキー」なので少しだけネイティブアドにも触れてみます。

 呼称が「記事広告」ではダメな理由がまったくわかりませんが、「ネイティブアド」はメディア側の新たなるマネタイズ手法として注目を浴びていますね。BuzzFeed等の新興バイラルメディアからNYTimesなどの伝統的企業まで巻き込んでエッサホイサです。

 Gunosyやメルカリなどの新興アプリでも、大きなインプレッションを獲得するにはテレビCMを活用している事を踏まえると、「潜在顧客に対して『認知フェーズ』でマーケティング課題を大きく解決できる手段がデジタルマーケティングには無かった」というのも流行った遠因ではないでしょうか。デジタルマーケティングでも大きなインプレッションを獲得して、認知フェーズでの課題解決をして欲しいというのは、出稿側の希望でもあります。

 ターゲットはナショナルクライアントでしょうね。中小企業に勤務している自分には縁遠そうなのできちんと理解できていません。すいません。すいません。


 全てにおいてソースは無いです!! 思いつくまま書いてみましたので、「そもそも定義が間違っている」や「本質を理解していない」等あるかとおもいますが、ご容赦くださいませ。