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グノシーの改修はキュレーションサービスに必然だった!?と勝手に妄想してみるテスト

 キュレーションサービスの『グノシー』が、スマホアプリを大幅に改修して賛否両論がまきおこっています。今までは個人に最適化された最大25個のコンテンツプッシュだったものが、幅広く社会全体のニュース、まあ一般のニュースアプリと同じような内容を配信しだしたという変更です。

 ちなみに、Gunosy(グノシー)のWebサイトを見ると、サブタイトルは「ニュースが無料で読める!話題の記事や情報まとめ読みスマホアプリ」となっており、descriptionは「Gunosy(グノシー)はあなたのtwitterアカウントやfacebookアカウント,はてなアカウントからあなたの興味を分析し,興味にあったニュース・記事を推薦するスマートなパーソナルマガジンです。」となっております。現在が個人最適化おしにするのか? まとめ読みおしでいくのか? 過渡期であり両軸をおいている姿が伺えるようです。。。

 今回のサービスの変更は「スマートニュース」と多く比較されており「スマートニュース化」などとも言われています。個人的には、このサービスの改修は「スマートニュース化」とは別ベクトルで「キュレーション・レコメンドサービスにとって不可避」だったのではないかと勝手に想像しています。以下妄想をば。

そもそもキュレーションサービスって?

 グノシーが当初(現在も)うたっているキュレーションサービスとは何なのでしょうか? デジタル大辞泉によると

ウェブ上のコンテンツを、人の手によってある特定のテーマや切り口でまとめ、編集・共有・公開するサービスやウェブサイトの総称。キュレーティングサービス。キュレーションメディア。まとめサイト。
キュレーションサービス とは - コトバンク

 と定義されています。「情報を適切な形でまとめてくれるサービス」という事ですね。

 グノシーの特徴はこの情報のまとめをテクノロジーを使って個人に対して最適化を行うという事で注目されていました。個人に対する最適化は、TwitterやFacebook等のソーシャルサービスを使いつつ、配信したニュースのクリックを学習などしているようです。

 ここで一つ問題が出てきます。ソーシャルをベースにする事で個人に最適化はできるようになる一方で情報の偏りが出てきます。ネットで話題になるのは偏っているのは論をまたないでしょう。

 なかの人もこのあたりは問題として捉えていて様々な改善を行われているようです。が、受けての感想からするとまだまだ偏りがあるというのは実際に感じるところです。「それが最適化っていうものよ」かもしれませんが :(

ネットの中で話題になる記事には、どうしてもソーシャルグラフとしてネタっぽいものや炎上的なものも多くなります。そこで、スパムフィルタリングに近いんですが、ニュース記事を選ぶための独自のランクを設けています。ニュースソースは決め打ちもあれば、TwitterやFacebookをクロール(情報取得)して拾ってもいるのですが、単純な言及数ではなく、信頼できる言及数を集めています。話題にもなっていて、かつ信頼性のある記事を集めるということを目指しています。
『Gunosy(グノシー)』が大幅アップデート! CEO福島氏が語るキュレーションサービス最前線 : ライフハッカー[日本版]

 妄想ですが、偏りが強い状況から脱しないとユーザーの情報収集ツールとしてメインストリームにはなりえないという危機感あってもおかしくないですよね。

自分に最適な情報が必要というのはユーザーの顕在課題ではない?

 企業ロゴをみると、グノシーという企業(サービスではなく)としては「世の中の人に最適な情報を」というサブタイトルがつけられています。現在は目指す先としてはここなのでしょう。

 ここで一つ疑問が出てきます。「世の中の人はそもそも最適な情報が欲しいのだろうか?」という疑問が。「あなた好みの最適な情報を届ける」という事に価値を見出した人達によって賛美されていたグノシーですが、そんな人たちは総数が多くないし何もしないと増える事もないのではないでしょうか。

 ユーザーに最適な情報を届けるという事に価値が無いとは言っていません。価値があるし素晴らしい課題設定だと思います。ただ、多くの人がここに課題設定をしていない場合は「ユーザーへの最適化」を打ち出しても無意味ですよね。

 多くの人にとって価値のあるニュース・情報というのは、世の中の『大きな』うねりを知ることであったり、世間一般と歩調を合わせるためだったりと個人最適化とは関係の無い目的なのではないでしょうか? このような目的の人たちに「あなた好みの情報を届けるから!!」と言っても「ふ〜ん」となるか、ヘタすると「え〜、気持ち悪い」と思われるのが関の山でしょう。

 どこかのプロ雀士が、自分が麻雀で食べていくためにまずやったのは麻雀を広める事だったというような話を聴いたことがあります。最終的にキューレーション・個人に最適化な情報を届けるという価値を届けるためには、まずそれに価値があるという事を世の中にしってもらうという前工程が存在していたのではないでしょうか。

 根拠なしの完全な妄想ですが、グノシーは広く一般のニュースを扱いつつ、クリックで機械に学習させて「あなた好みの最適な情報」に気づいてもらうという行為をしようとしているのでは無いでしょうか?学習できる数が多くなればなるほど、個人の最適化のみならずセグメント・ターゲティングも大きな成長を遂げることができそうです。

 まぁ、しらんけど。

 ともかく、毎朝のメールは楽しみにしているので今後も発展していって欲しい所存。