ECサイト山とアドテク海

Forest n' sea.

アドテクベンダーのクリテオ社が上場を果たしました。
Ad tech company Criteo raises $251 million by pricing upsized IPO at $31, above its upwardly revised $27-$29 range - NASDAQ.com

このクリテオ社のインタビューで面白い記事がありました。

Interview:クリテオ社の日本市場における成功の秘訣と、今後の戦略とは? | Exchangewire Japan

もともと、クリテオ社のビジネスモデルは、レコメンデーションエンジンを開発し、eコマースサイトに対して、ソフトウエアを販売するものでした。しかし、事業モデル的にはスケールするのが難しかったため、『アウトサイド』(=サイトの外)のレコメンデーションをしてみようという事になり、レコメンデーション広告として成功したという訳です。

非常に示唆深いです。

eコマースのサイト向けソフトウェアはスケールしなくて、eコマースにアウトサイドから集客できるようにしたらスケールしたという事ですよね。これを、一般的にECサイトオーナーは自社サイトの管理やインサイドリストの活用よりもアウトサイドからの集客に予算を投資すると読みかえるのは乱暴でしょうか。

中小のECサイトでは、自サイトやインサイドリストに対してのアクションだけでは売上を確保する事は厳しそうです。死なないためには、アウトサイドからの集客を再優先に予算をつかざるを得ないです。

「ヤフーECの無料化」や「Stores.Jp」など、ECサイト構築の敷居はどんどんと低くなっています。これは取りも直さずECで集客できない人がどんどん増加していくという事ですよね。そしてその人達の予算が「アウトサイドからの集客」に対して流れていく。運用に予算が回ってくるようになるのは市場が成熟してくればそうなるのか、いつまでたっても一部企業だけなのか......。

ともあれ、いまテクノロジが向かう先は「アウトサイドからの集客」になるのは仕方がないですね。

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EC山が豊かになってその栄養分がアドテク海に流れ込んでアドテク界隈も潤うという流れが日本国内だけでも暫くは続くか。。。山、枯れないですか?赤くなった海はどこが覇権を握ってるんですか?あと、テクノロジはどこの課題を解決していくのが本当はいいのか。門外漢ながらもんもんとします。