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マルチデバイスでメール閲覧が行われる時代にBtoBマーケティングは何を考えるのか

41% of email is now opened on mobile devices | Econsultancy
海外の記事ですが、メールがどんどんモバイルデバイスで読まれてきているよという事です。

メルマガ開封者の約50%がスマホで開封/約8割のユーザーが現状に不満【スマホでのメール閲覧実態調査】 (1/3):MarkeZine(マーケジン)
日本でもiKnow!を運営しているセレゴ・ジャパンのアンケートもあります。

エンタープライズ領域で考えたとしても、メールシステムのwebアプリ化や、BYODが今後進むであろうことを考えると、モバイルデバイスでのメール閲覧は受け入れて前に進む以外ないと思います。実際、自分の生活を鑑みてもモバイルでメール閲覧をする機会は上がっています。

BtoBマーケティングにおいても、ニュースレター配信等のメールマーケティングは、根幹部分の一つです。つまりメールのモバイルデバイスでの閲覧、マルチデバイスでのメール閲覧は無視することのできない現実です。

では、この不可避、不可逆の流れの中でBtoBマーケティングは、何を考えなければならないのでしょうか。

マルチデバイス対応

真っ先に思いつくのが、マルチデバイス対応です。

「ニュースレターは80文字で折り返して、最適な表示を!!」と言われていたのは今は昔、、、、とはなっていません!!まだまだ現役バリバリです。みなさんも80文字で折り返しつつ、テキスト罫線で見やすくという呪縛に囚われたメールをバンバン受信していますよね。PCではまだ良かったこの手のテキストメールですが、モバイルではかなり見にくいです。

マルチデバイスが当たり前になった環境では、レスポンシブなHTMLメールに移行していかざるをえないでしょう。Webであればデバイス最適化ページを用意するかレスポンシブにするか検討の余地がありますが、メールではレスポンシブ一択でしょう。最初にテンプレートさえ作成さえしてしまえば、ゼロとは言いませんが、運用コストはテキストとそれほど変わりなく出来ます。メール配信ツールも今後はこの辺り対応強化していくでしょう。

もちろん、シナリオでメールからのコンバージョンを狙っている場合は、メールからのランディングページ、コンバージョンに至るWebページについても、マルチデバイスへの対応は必要でしょう。ここまで来ると後はコスト見合いになると思うので、どこからするのかは数字を見ながら優先順位を決めていくしかなさそうです。

80文字の折り返しや、固定幅フォントの推奨はユーザーのためという論法がやっと変革の時期にさしかかったでしょうか。

マルチアプリ考慮

次にマルチアプリ考慮。パソコンであればブラウザが固定されていることを前提にして問題ありませんでした。ただし、モバイルデバイスでは、Web閲覧は複数のアプリを利用して行われます。

すると、クッキーが前提になっているアクセス解析やトラッキングは、土台から見直しを迫られる可能性があります。この時に「クッキーが無理なら携帯端末固有IDを何とかできないか」という発想ではなく、「プライバシーを最優先に考えて、クッキーで取れない環境がある事を受け入れて前に進む」という考えでいくべきではないでしょうか。ですので、対策するのではなく考慮する必要があると思っています。

似た事例として、検索キーワードがプライバシーに配慮して取れなくなりつつあるという問題があります(いわゆるNot Provided問題)。これには、ランディングページを使って仮説ベースで検証するという形での対応があります。マルチアプリによるクッキー前提が崩れている状況も同じく仮説ベースで分析していく事が必要になってくるのではないでしょうか。

配信時間の検討

従来であればメールを配信する場合は、お昼から戻ってきた頃合いに開いてもらえるように等が配信時間としては有力な候補になっていました。これが、モバイルでバイスで外から見られると考えると、話がちがってきます。

自分の行動を思い返してみると、モバイルでメールを見る時と、パソコンでメールを見るときには違いがあります。モバイルのほうが圧倒的に文字を読まない。大事なメールであれば頑張って読んで返信しますが、後でいいものは開いた後にスターをつけたりするだけで読まないです。そして、ニュースレターの類は開きますが、ほぼ読まずにアーカイブしてしまうことが多いです。パソコンに比べて圧倒的に読まないことが多いです。ただし、開くには開くのですね。なぜか。読まないのに。。

ここでひとつ考えたいのが、マルチデバイス環境は、モバイルデバイスみると言うよりも、モバイルデバイスでもメールを閲覧するという事ですよね。

すると、「配信時間を工夫してパソコンでニュースレターをみてもらう。」というのも方向としてはあります。特にPDFへの導線を考えたニュースレター等は、ユーザーにとってもPCで開く方が都合がいいですよね。このあたりは、配信時間を変えながら、ランディングページでデバイスを調べてPCで開かれたとしてみるのか等など試行錯誤するしかないですね。

ただ、このようなモバイルデバイスでメール文面を見るのは辛いという前提はテレホーダイを経験しているオサーン特有の考えという恐れがあります。若いビジネスマンの方は感じ方が違うかもしれませんね。。ここは聞いてみないと。

toB業界のマーケッターの皆様は、ガラケー時代は比較的モバイルデバイスを考慮しなくて良い時代が続いていたかと思います。ただし、スマホの時代になるとモバイルデバイスの考慮は必須になってくるかと思います。

一番影響を受けるのは、顧客のモバイル環境を考えるということよりも、24時間働く環境が整ってしまっているという事かもしれませんが (遠い目