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それって共有したいものなのでしょうかね

いますぐできるO2OはONLINE to OfflineじゃなくOFFLINE to Onlineだと思うよ - ikedanoriyuki Blog ? ikedanoriyuki.jp

このエントリーをOtoOという切り口だけでなく、「それって、共有したいものなのでしょうかね」という切り口で見てみました。
そうすると、「それを共有するモチベーションはなに?」ということをもう一度考える必要があるのでは無いかと思いましたので、再考してみます。

情報の主人公はだれ?

以下引用:

まず、普通の施策ではオンラインで情報が広がる必然性がない。みんながTwitterFacebookをやっていようが、10%Offクーポン!! などあまり魅力的でないクーポンなどを発行しても「ねぇねぇ!10%割引だって!みんなで一緒に行こうよ!」なんて情報がバイラル的に広がるなんてことはまず起こらない。 スマホが普及したとか、GPSで位置連携ができるとか、人間の耳では聞き取れない超音波でチェックインができてクーポンが発行されるとか、技術的にはいろいろとあるものの、「それって本当に一般消費者が使う?」「本当にOnline to Offlineと言えるほど集客効果や購買促進効果があるのか?」と考えると、インパクトが小さすぎるんじゃないかと思うのです。

ここの、オンラインで情報が広がる必然性がない というのは本当に同意です。
普通の施策をクーポン情報と捉えると、その情報がオンラインで広がる必然性を見つける事はかなり困難です。

では、なぜクーポン情報はオンラインで広がる事が難しいのでしょうか。クーポン情報が広がるためには、その情報の主人公は「クーポン」である必要があります。
しかし、想像してみて下さい。クーポン情報に触れた時に、「あー。お得な情報だな。これは、みんなに共有したい!!」と思いソーシャルでの共有という行為をするでしょうか? もしくは、「こんなクーポン利用して、お得だったよ!!」という事をソーシャルフィードに流すでしょうか?

したいですか?みたことありますか?
少なくとも私は、こんな情報を共有したいとは思いませんし、クーポンを利用しているという事を自分のSNSに流すことは嫌悪すら感じます。

以下引用:

たとえばです。ある居酒屋さんで、1日に100杯のフローズン<生>の注文があるとします。その場合、こんな仮説(シミュレーション)を立てることができます。 ● フローズン<生>の注文者数 100人 ● 「うおーすげーっ」と驚く確率80% ● 写真撮影率 30% ● Facebook利用率 30% ● 投稿率 60% ● 平均友達数 100人

100人×0.8×0.3×0.3×0.6=4.32人(投稿者数) 4.32×100人=432人(フローズン<生>のクチコミリーチ数)

上記のうち、店舗の努力で可変可能なのは「写真撮影率」と「投稿率」です。

それに対して、このような「今、飲んでいる」や、「珍しいもの飲んだいる(食べている)」は、自分も共有することがありますし、よく見かけます。 これは、「フローズン<生>」を共有する場合の主人公が、それを飲んでいる自分(達)であるためではないでしょうか。

共有したいものは、「店舗が提供する施策」ではなく、「そこで楽しんでいる自分(達)」であると考えるのが自然ではないでしょうか。
すると、店舗側としてはできることは、楽しんでいる自分(達)を共有できるための道具として、少し珍しいもの(ネタ)を提供するという事になりませんでしょうか。

経済的なインセンティブを与えれば、共有されて情報は広まるというのは、対象を馬鹿にしすぎてやいませんかね。

BtoBにあてはめてかんがえてみる

上記のような当たり前の事を今更再考しても、、価値がなさすぎるので、BtoBにあてはめて考えてみます。
BtoBで共有という物をしてほしいものには「イベント・セミナー」という物がありますので、これを例に考えます。

これらのウェブページに共有ボタンをよく見ますよね。
これは、たぶんブログの記事エントリーのような形で、「こんなモノがあるよ。」という様な形で情報が広がればいいなという事を期待しているのです。。よね?

それ、共有したいですか?自分は同じような他社イベント・セミナーを共有したりしていますか? 自分は他社のイベント・セミナーを共有しないのに、自社に限っては共有してもらえるというのは、少し乱暴ですよね。というか無理がありますよね。

もちろん、セミナー、イベントの性格にも起因するとは思います。
今であれば、Salesforceのような勢いのある企業のプライベーショーであったり、ad:techのような業界の人達が多数参加するイベントは共有されやすいでしょう。

ただし、この場合でも共有するタイミングというのは何時なのかというのは再考の余地があると思います。

主人公は共有者という観点にたてば、共有したいときは「申込を完了した時」、「来場した時」というような共有者がアクションをおこした時ではないでしょうか。
そう考えると、共有ボタンがある所は、告知ページでは無く申込完了ページであるべきなのではないかという仮説も成り立ちます。
実際、記事エントリーなども共有するタイミングは読後が多いですよね。そう考えると、amazonの購入完了ページに共有ボタンがあるのもなんとなく納得がいきます。

また、来場時施策においても、共有のしやすいネタ写真を考慮しておくなども考えられるかと思います。。 (ただし、イベント・セミナーは日程が限られているため、来場情報の共有がどの程度効果があるのかは疑問ですし、その情報を事後(資料DL等)に波及するように考えるなどが必要ではあるでしょうが、、)

ただし、ソーシャルでの共有というのは、あくまでも情報流通チャネルの一つですので、その「セミナー、イベント自体の価値」は別です。
共有されにくいから、自社製品セミナーの価値がないのではないかなどと考えるのは、本末転倒ですしね。

このエントリーは以下エントリーにも多分に影響受けております。はい。
Seth's Blog: The brand is a story. But it's a story about you, not about the brand.